睡眠の専門、井上昌次郎先生“著”ではなく“監修”ですので、超基本的な内容でした。
睡眠は個性と同じで人により様々です。ですから、日中眠くてしょうがないとか、気が緩むとすぐ寝てしまうなどの症状がなければ、とりあえず不眠症ではありません。
ただ、眠りに不満を持つ割合は5人に1人と言われていますので、自分の眠りが問題無いのかと気になる方もいらっしゃると思います。
そこで客観的な眠気の評価として、“エップワース睡眠尺度”というものがありますので、参考までに記します。
以下の8つの状況で各項目の点数を合計します。
0点;眠ってしまうことはない。
1点;ときどき眠ってしまう。
2点;しばしば眠ってします。
3点;たいてい眠ってします。
状況
1、座って読書をしているとき 0、1、2,3
2、テレビを見ているとき 0、1、2,3
3、会議や講習会などじっと座っているとき 0、1、2,3
4、車に1時間ほど同乗しているとき 0、1、2,3
5、座って話をしているとき 0、1、2,3
6、昼食後、静かに座っているとき 0、1、2,3
7、午後、横になって休んでいるとき 0、1、2,3
8、運転中、渋滞や信号待ちで停車しているとき 0、1、2,3
結果
合計が5点未満 まったく問題ありません。良い睡眠がとれている証拠です。
合計が5~10点 睡眠に若干の問題がある可能性がありますが、ほぼ大丈夫です。
合計が11~15点 睡眠に問題があります。睡眠および生活習慣を見直す必要があります。
合計が16点以上 重度の不眠症ですので、すぐに専門医に相談してください。
いかがでしたか?
これ以外に有効なものとして「睡眠日誌」があります。読んで字のごとく、自身の睡眠に関する日記です。何時にふとんに入ったか、夜中に目が覚めたことがあるか、朝何時に目が覚めたか、日中の眠気はどうだったか、など項目を決めて、2週間から1ケ月ほど毎日記録するものです。 自分の睡眠生活を客観的に見る大変さと、毎日つけなければならない煩わしさがありますが、睡眠はただの休息では無く、その日人生で学んだ知識や経験を脳にインプットする非常に大事な行動です。いくら頑張って学んだり訓練しても、眠らなけらば一切身につかないのです。そのことを考えれば、自分をより良く成長させるためにも、夜はきちんと睡眠を取り、日中は前向きな人生を歩みたいですね。
2016年06月24日
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