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丸吉優眠館 - 店長ブログ

“とにかく、グッスリ眠れる本 奇跡の快眠法”を読んで

DSC_0297今週読んだ本です。

今まで述べてきた睡眠の基本的なことが書かれています。

繰り返しになりますが、睡眠は多様性と柔軟性にとみ、個人差が非常に大きいです。それ故、何か一つの快眠法や快眠テクニック、快眠グッズなどは、たまたま自分に合う場合もあれば、まったく合わない場合もあり、さらに同じ自分でも、社会生活の変化によって変わってきます。そういう意味では睡眠の基本を理解し、自分なりの快眠レシピを作成し、実行に移すことが一番です。

現代は24時間社会、ストレス社会です。それ故眠りたいのに眠れない、もっとたくさん眠っていたいのに、会社や学校、余暇が忙しくて睡眠に不満をお持ちの方が5人に1人と言われています。おまけに社会的に大きな事故の多くが、睡眠不足によるものだといわれていますし、衝撃的な事件の原因も、不眠による精神的な疾患が原因のひとつであること間違いありません。

地球上で生きるすべての生命体には、生物時計が内蔵されていて、その時計に従って眠くなったり、活動したりしています。ですからこのリズムを社会生活に同調させることが、一番の基本です。その最も分かりやすいのが、海外へ行った時の時差ボケです。自身の体内時計と現地の社会時計がずれてしまうと、体に変調が起き、個人差により様々な疾患がでます。

それ故、休みの日も出来れば平日と同じ時間の起床・就床が理想です。しかし、不眠の原因の一つは精神的なもので、日本人は特に真面目なものですから、必ず毎日同じ時間の起床・就床をせねば健康を害すると、かたくなになってしまい、そのことが帰って不眠の原因になってしまうことがあり得ます。睡眠の難しいところです。

また、睡眠は我々人間の発達した大脳を休め、日中学んだ新しい知識や経験を脳に記憶させ、不必要な情報は削除する能動的な行為です。ただ休んで、何もしていない無駄な時間ではないのです。特に大脳は感情・言語・知識・運動能力などを司るスーパーコンピューターですが、連続運転ができず、すぐに疲弊してしまいます。この大脳をしっかり休ませると気持ちの良い熟眠感が得られるので、日中はしっかり仕事や勉強をし、新しい経験を前向きにして、大脳をしっかり働かせ疲れさせることで、夜の睡眠時に大脳がしっかり眠れるようにすることがぐっすり眠る基本です。その際、あまり体が疲れていなかったり、精神的にストレスがあると寝付けなかったりするので、眠りに就く際は、気持ちを楽にしてゆったりすることが大切です。睡眠中は抗ストレスホルモンが分泌され、記憶は整理されるので、悩んでいた嫌なことや不安に思っていたことも、一晩寝るとスッキリすることが多いのです。つまり一晩寝れば、案外さっぱりするので、くよくよ悩まず寝てしまうことが大切です。

私たちは暮らしの中で、ちょっと時間がもったいないと思い、ついついいろいろなことをしてしまい、結果的に睡眠不足になってしまいがちです。その結果朝は起きられず、日中はスッキリせず仕事も勉強もつらい状態です。そしてそんな中で必死に覚えたにも関わらずその日の夜きちんとした睡眠がとれなければ、結果的に知識や勉強の記憶は脳に定着しません。そしてまた翌朝は寝不足でつらいという悪循環に陥ってしまいがちです。

しっかり眠ることの大切さがわかれば、朝の目覚めたときの爽快感、自身の知識や運動能力の向上、日中の快活な体と心、眠りへいざなう夜の心地良さの全てが手に入るのです。

睡眠は自分を成長させる素晴らしい行為と考え、無駄に削らないで、心地良い眠りの世界を是非体感してください。


2016年06月17日



             
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