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丸吉優眠館 - 店長ブログ

“いい睡眠があなたを10歳若くする”を読んで

902027_349606805144900_1673870271_o今週読んだ本です。抗加齢医学、アンチエイジングの第一人者の先生です。睡眠が身体の健康維持にとても重要な役割を持っていることは明白ですが、忙しい現代社会の生活では睡眠時間の減少をなかなか食い止められません。早起き早寝はしたいけど、仕事や友人とのコミュニケーションンの時間が大事だからといって、ついつい夜更かししてしまい、寝不足で頭がボーっとして無理やり起きて仕事に行き、休日に遅くまで寝てダラダラしてしまう。という生活をしてしまいがちです。ですから少し目線を変えて、自身のアンチエイジングに目的を定めて考えると、睡眠不足による加齢の影響を気にして、睡眠をきちんと取ろうという気持ちが芽生えるような気がします。題名にもあるように睡眠時間、睡眠時間帯、睡眠の質の3つのバランスを整えることで、若々しい健康維持がしやすくなります。睡眠中にはさまざまなホルモンが分泌恥されます。
まず成長ホルモン。これは読んで字のごとく、体を成長させるホルモンです。寝る子は育つとはまさに科学的にも立証されている事実ですが、大人にとっては肌の弾力を保つコラーゲン線維の合成に影響するので、成長ホルモンが少ないとたるみや深いシワといったエイジングトラブルに発展しかねません。爪や髪の毛も睡眠中に作られますので、美肌、美爪、美髪を目指すなら、睡眠ケアが大事になります。次に明け方に分泌されるコルチゾール。副腎皮質ホルモンの一種で”ストレスホルモン”と呼ばれています。通常、強い抗炎症作用があり、起床時に体を睡眠状態から活動状態にするため、脂肪をエネルギーに変える働きをしますので、ダイエットに役立つホルモンです。しかい一方で睡眠不足になるとコルチゾールの増加が過剰になりすぎ、短期間であれば徹夜明けのハイ状態のように心身の活性がありますが、長期間にわたると逆に虚脱感のほうが大きくなります。本来ノンレム睡眠中はコルチゾールを抑制し、量をコントロールしているのですが、質の悪い睡眠になると抑制が効かなくなります。過剰になったコルチゾールは逆に脂肪の蓄積をしたり、血糖値や血圧をあげてしまう働きをします。また、プロラクチンという皮膚の粘液細胞数を増加させるホルモンや、有名なメラトニンという強い抗酸化作用があり老化やガンを抑える眠りには欠かせないホルモンも分泌されますので、如何に睡眠がアンチエイジングに大切かが良く分かります。また、レプチンという脂肪細胞から分泌されるホルモンは食欲を抑え基礎代謝量をアップさせる働きを持ち、グレリンという胃から分泌されるホルモンは食欲を増進させる働きをしますが、睡眠不足になるとレプチンが減りグレリンが多くなることが実証されています。さらにグレリンの増加は炭水化物や甘い物、脂肪分が多い物を好むようになるので、ダイエットにとって睡眠不足は強敵です。近年注目を浴びている長寿遺伝子は摂取カロリーを抑えることでスイッチが入るといわれているので、適切なカロリーコントロールは必要ですが、まずは睡眠の質の向上がもっとも大切です。最後に眠気ですが、眠気を感じることは身体の休息を体が欲しているサインと言えます。そして同じように脳も休息が必要と感じて強い抗酸化作用を持つ酸化型グルタチオンという睡眠物質ホルモンを分泌させます。脳も働けば働くほど大量の活性酸素が発生し、放っておくと基本的に再生不可能な貴重な脳細胞が傷つけられたり死んでしまうため、酸化型グルタチオンは人を眠らせ、睡眠中に活性酸素を夢毒化することで脳を守っているのです。眠気は身体や脳のSOSととらえ、無理せず自然の摂理に従うことが健康の秘訣の一つです。
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2013年03月22日



             
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